どうも、みぃ〜太郎です!
今回は、わたしが話せる範囲で、まじめにスプリットリングの話をしたいと思います!
今日の記事は「スプリットリングとは、なんなのか?」という、超初心者向けの記事なので、上級者の方はスルーしてくださいね〜。
※この記事では内容を理解しやすくするため、一部にキーリングの写真を使用しています。
- スプリットリングとは?
- スプリットリングの役割
- 「スプリットリング付き」のルアーにラインを結ぶときの注意点
- スプリットリングの種類
- スプリットリング、プレスリング、溶接リングの違いは?
- スナップを使用するときの注意点
- スプリットリング交換用工具
- スプリットリングの装着方法
- 交換の際のサイズの選び方
- サイズを変更したい時に考えたいこと
- ~番外編~ スピナーにスプリットリングがついていない理由
- まとめ
- ★おすすめ記事:アジング用の小型ネットに、タモジョイントを装着してよりコンパクトに!!
- ★おすすめ記事:現在手に入る41種類のスピナーをまとめました!
スプリットリングとは?
スプリットリングとは、上の写真のような形をしたリングのことです。
形は、鍵などをまとめるのに使う「キーリング」に似ていますね。
プラグ系のルアーは大概、下の写真の「赤い矢印」で示した部分にスプリットリングが使われています。
ダブルフックや一部のルアーは、スプリットリングがついていない場合もあります。
かなり小さくて目立たない部品なので「別になくてもいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
いやいや、これがね、いい仕事してるんですよ~。
スプリットリングの役割
スプリットリングには主に3つの役目があります。
1つ目「自由に動けるように遊びを作る」役割
魅力的にルアーを泳がせるには、ラインに邪魔されずルアーが自由に動けるよう、ある程度の「遊びをつくる」必要があります。
魚に針をかけるのにも、針が自由に動けるように「遊びが必要」です。
その遊びを作るのがスプリットリングの役割です。
スプリットリングをつけるだけでルアーの動きが良くなります。
キーリングに付いた鍵を思い浮かべてもらえば、わかりやすいかもしれません。
たまに、街中で鍵をベルトとかにつけて、じゃらじゃらさせてる人がいますよね~。
あんな感じで「ルアーとフック」「ルアーとライン」の間にスプリットリングを装着することで、「自由に動き回れるように遊びをつくる」ことがスプリットリングの役割の一つです。
2つ目「簡単に連結できるようにする」役割
スプリットリングがついていれば、フック交換が簡単になります!
スプリットリング無しのルアーのフック交換するには、下の写真みたいにフックを切らないといけないんです。
そんなの、面倒くさいですよね…。
スプリットリングが付いていれば、フック交換の際の手間の心配はありません。
3つ目「ラインの保護」という役割
スプーンなどのルアーに直接ラインを結ぶと、ラインが切れてしまう ことがあります。
極端な例ですが、下の写真のようにラインを結ぶ所にバリがあって、ギザギザしている場合もあるので、スプーンのスプリットリングを外して使う時には注意が必要です。
「スプリットリング付き」のルアーにラインを結ぶときの注意点
結び方を間違えると、ラインブレイクする危険があるので、正しい結び方を覚えましょう。
下の写真の 赤やじるしの部分 にラインを結ぶと、ラインに傷が入ってしまうことがあります。
ラインブレイクする原因になるので、赤やじるし部分は避けて結ぶようにしましょう!
できれば、赤やじるしから一番遠い 反対側に結ぶ のが理想です。
スプリットリングの種類
スプリットリングには大きく分けて「ノーマル」「平打ち加工」「楕円形」と、3つの種類があります。
ノーマルのスプリットリング
いわゆる純正のスプリットリングです。
ものによりますが、一般的に伸びやすいのが特徴ですね。
安いルアーだと、錆びやすいリングが使われていることも…。
平打ち加工のスプリットリング
平打ち加工がされているものは、強度があるので大物にも対応できます。
グレードアップするならこれですね。
楕円形のスプリットリング
楕円形のスプリットリングも存在します。
特徴はリングの継ぎ目が直線のところにあるということですね。
つなぎ目にラインが挟まりにくいので、ラインが切れにくいという利点があります。
マニアック!卵形のスプリットリング
上の3つ以外にもマニアックな卵形のスプリットリングが存在します。
メリットは、楕円形と同じでラインが保護される点です。
スプリットリング、プレスリング、溶接リングの違いは?
スプリットリングは、上のところで書いたように「キーリングのような形」をしています。バネ線をグルグルと巻いてコイル状にしたような形ですね。
それに対して、 プレスリング と言うのはその名の通り「プレスで打ち抜いた」リングのこと で、どこにも切れ目のようなものはありません。
写真プレスリング
溶接リング も切れ目が無い点ではプレスリングと同じなのですが、作り方が少し違っていて「バネ線を丸めて溶接」して作られています。
写真:溶接リング
どちらもラインを傷つけにくいので、ラインが痛んで切れてしまうというリスクを軽減することができます。(他にも色々とメリットはあるようですけどね…)
使い方はスプリットリングと連結して使われる場合が多いようです。
ルアー側にスプリットリング、ライン側にプレスリングか溶接リングといった具合で使われるようです。主にジギングなどで使われるようです。
スナップを使用するときの注意点
スナップを使用するときには基本、スプリットリングは使用できません。
下の写真のように、スプリットリングにスナップをつけてしまうと、ルアーは本来の動きをしなくなってしまいます。
スプリットリング+スナップは、腰砕けみたいな動きになります。
ルアーのキレが無くなる感じです。
狙ってやるなら良いんですが、スナップ使用の場合、スプリットリングは外してしまうのが基本です。
スプリットリング交換用工具
スプリットリングの交換には、専用の工具があったほうが楽です。
普通のラジオペンチでも交換できますが、慣れが必要なので1本持っておくのもいいかもしれません。
専用品はスプリットリングを開きやすいように、先端に爪 がついています。
プライヤーによっては、対応できるサイズに制限があります。
★関連記事:用途別に、おすすめのスプリットリングプライヤーについてまとめた記事も書いていますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
スプリットリングの装着方法
スプリットリングの装着は特別難しくありません。キーリングに鍵を入れるのと、全く同じです。
ただキーリングとは比べものにならないくらいサイズが小さいので、慣れは必要ですね。
もしかしたら「フックの向きを思い通りにするのに苦労する」なんてこともあるかもしれません。
では、装着方法について説明していきましょう!
まず、スプリットリングにプライヤーの先端を割り込ませます。
そして次に、プライヤーで広げた隙間にフックを通してみましょう。
フックが通ったらプライヤーを1度離します。
そして、スプリットリングをプライヤーで挟み直します。
フックを手で持ちプライヤーをクルクルと回せば完成です。
完成!
※ここでは、わかりやすくするため、キーリングを使って装着方法を説明しています。
交換の際のサイズの選び方
スプリットリングには様々なサイズがあります。
大きいものは1㎝ぐらいのサイズ、小さいものは2㎜ぐらいのサイズと多種多様です。
そしてサイズ表記も多種多様でわかりずらい…。
よく使われるサイズ表記は、#〇〇や、〇〇号と言った表記ですが、これがメーカーによってバラバラなんです。
でも、大体の目安として下のように覚えておけば間違いないです。
・「#00-#1」「0号ー1号」は小物釣りやエリアのスプーンなどに。
・「#2-#3」「2号ー3号」はバス、シーバス、トラウト狙いのルアーなどに。
・「#4または4号以上、特に5以上」は青物釣りなどのパワーが必要な釣りなどに。
交換の際には基本的に、なるべく同じサイズのものを取り付けるようにすると良いです。
理由は、交換した際に重量が違うと、ルアーのバランスが崩れるからです。
特に水中に停止する「サスペンドタイプ」のプラグなんかは、変化が分かりやすいです。
サスペンドタイプのはずなのに、浮いてしまったり、逆に沈み過ぎたりするようになりますからね。
なので交換の際にはできるだけ重量の同じものを選ぶといいというわけです。狙ってやるならアリですけどね。
スプリットリング交換以外にフックの重量でもルアーのバランスは変わります。
なので狙って調整するとき以外は フック+スプリットリングで元の重さ になるように調整するのがポイントです!
私はできないですが上級者になると、スプリットリングのサイズや重量の変化で、ルアーのアクションを思い通りに調整する人達もいるみたいです。
★関連記事:スプリットリング交換の際には、是非下の記事も参考にどうぞ
サイズを変更したい時に考えたいこと
どうしても、グレードアップさせたいのであれば、以下の点に注意して交換すると良いと思います。
1 バランスを考える
例えば、2ldとか細めのラインを使うなら、そこまで強度のあるスプリットリングは必要ありません。
なぜなら、スプリットリングが伸びるよりも先に、ラインが切れる可能性の方が高いから です。
交換の際には、本当に必要なカスタムなのかを見極めて交換しましょう。
2 フックのサイズを考える
大きなスプリットリングに、軸の細いフックを装着すると、フックが脱落する可能性 が出てきます。
なので、フックサイズに見合ったスプリットリングを選びましょう。
下の写真はスプリットリングのサイズが大きすぎる例です。
これでは、何かの衝撃でフックが外れてしまうことがあるかもしれません。
~番外編~ スピナーにスプリットリングがついていない理由
皆さんもスピナーを使う時、スプリットリングを介さないで直接ラインを結びますよね。
多くのスピナーにはスプリットリングがついていません。
なぜだと思いますか?
答えは、ボディーのアピールより ブレードの回転を重視しているから です。
スピナーって、ボディーの中心を貫くシャフトを軸にしてブレードが回転するので、ボディー側は安定していないといけない んです。
この記事では、スプリットリングには「動きを自由にさせる役目がある」と書きましたね。
なので、スピナーのフロント側にスプリットリングをつけると、ルアーの自由度が増し過ぎて軸がぶれ、ブレードの回転力が悪くなるんですね~。
結構おもしろい動きをしますので、ぜひ実験してみてください!
釣果は…おそらく「リングなし」の方が釣れるかな〜。
おもしろいことに、スイベルを付けても似たような動きになるように感じます。
でも、スイベルは糸ヨレを軽減するという正当な目的があるので、動きを犠牲にしてでも装着する価値があるんですよね。
スプリットリング…小さなパーツなのに深い…。
まとめ
今日は、スプリットリングの基礎知識と、交換の際のセオリーを書いてみました。
リングの交換に関しては、結局のところ「これが正解」というものはないので、色々試してみてくださいね。
ようは、狙っている魚に効果的なアピールができるルアーになれば、それが正解ってわけです。
そのためには、実験あるのみです!色々試して、釣りテクを向上させてくださいね!
★関連記事:スプーンのスプリットリングの交換は難しい!
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