サクラマスってどんな魚?北海道の河川では全面禁漁の貴重な魚の生態について調べてみた。

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どうも、ウグイ大好き みぃ~太郎です!

ウグイのことばかりを書いているこのブログですが、たまにはウグイから離れてヤマメとサクラマスについて書いていこうと思います! 

実はこの間 水中撮影に行ったら、沢山のヤマメが泳ぐ映像が撮れたんです!

それでちょっと、ヤマメについて調べてみました。調べて見るとに色々と面白いことがわかってきたので、まとめてみたくなってしまいこの記事を書くことにしました。

と言うことで今日は、ヤマメとサクラマスの生態についてまとめていきたいと思いますよ~!

 

 

 

サクラマスとは? 

ヤマメが海や湖などで巨大化した個体を一般的にサクラマスと呼びます。

つまり、ヤマメとサクラマスは姿は違えど同じ種類の魚だということです。

最大で70センチほどになります。北海道、東北、本州の日本海側に生息しています。

産卵の時期には、下の写真のように桜色のようなキレイな婚姻色が体に表れます。

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サクラマス(出典:ぷいぷいユッケ WEB魚図鑑 https://zukan.com/fish/leaf31493)

サクラマスは他のサケ・マス科の魚たちと同様に、生まれは川ですが成長の途中で海へと生活の場を移し、産卵のために故郷の川に戻って来て最後を迎えるという一生を過ごします。

 

サクラマスとヤマメの違いは、大きさだけなんだね!←解釈が雑~(笑)

 

サクラマスは一生をかけて大移動する

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ヤマメ (出典:プイプイゆっけ WEB魚図鑑 https://zukan.com/shubuto/leaf51982

川での生活

秋に産み落とされたヤマメの卵は、その年の秋から冬にかけて孵化 します。

卵から数ヶ月後には生まれるということですね。

その後、1年をかけて10センチほどへ成長していきます。

その頃になると、同じころに生まれたヤマメの中でも力の差が出てきてエサを多く食べられる個体と、エサにあまりありつけない個体とが出てきます。

そこであまりエサを食べられないヤマメたちは、春の雪解け水と共にエサの沢山ある海に旅立つわけです。

つまりサクラマスになるヤマメは負け組ってわけですね。

 

サクラマスになるヤマメの割合は北に行くほど多くなると言われています。

その中にはオスも含まれていますが、大半はメスだとも言われています。

 

1年目の時点で、サクラマスになるかヤマメのままでいるか、運命の分かれ道が訪れるのね。

 

海水適応と銀色のヤマメ

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海に出るからには海水でも生きていけるように体の器官を変化させなければいけません。淡水と海水では浸透圧が違うので、そのままの体では生きていけないようです。

海水適応が完了したヤマメは、綺麗なパーマークは無くなり体は銀色に変わります。 

そうした銀色のヤマメは、銀毛(ぎんけ)またはスモルトと呼んだりします。

 

銀色のヤマメは力強く見えるね~。

 

海での生活

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体が銀色になり海水適応出来たヤマメは春に海へと旅立ちます。

海は川と違いエサが豊富なので、ヤマメたちはどんどん大きくなります。

1年で最大70センチ近くの大きさに成長することもあるようです。

春に海に出た後は、夏にかけてオホーツク海沿岸に移動し、次の年の春には故郷の川に戻って来るようです。

 

1年ですごく大きくなるのね~。海って素晴らしい!

 

ふるさとへの旅

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海での試練を生き残った個体は、子孫を残すためにふるさとの川への旅を始めます。

3月から4月頃にかけて、ふるさとの川を遡上していきます。

その後は産卵期の9月、10月ぐらいまで川で身をひそめています。

 

体の大きなサクラマス、川で身を隠すのは大変だろうな~。

 

サクラマスの産卵

産卵の時期になると、サクラマスのメスは卵を産むためのくぼみを堀ります。

オスのヤマメ、そしてサクラマスは、産卵床を作るのを手伝うことは無く、産卵の時だけ加わるようです。

オスのヤマメたちは、どうやらメスのサクラマスが遡上してきたことを、フェロモンによって感知するらしいですね~。

そして、ちゃっかりサクラマスの産卵に参加して自分の子孫を残すんです。

サクラマスは産卵後死んでしまいますが、川に残っていたヤマメたちは産卵に参加してもその後も生き続けます。

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川にずっといたヤマメたち…ないわ。

 

ヤマメに禁漁期間があるのはサクラマスの保護のため

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サクラマスの子供のようなものであるヤマメは、サクラマスとは別に禁漁の期間があります。

北海道ではヤマメの禁漁期間は地域によって違うんですよね~。4~5月という地域と、5~6月という地域が存在します。

禁漁期間を設ける主な目的は、海へ下るヤマメの保護です。

将来サクラマスになって故郷の川に戻ってくる個体の数を減らさないように「海へ向かうヤマメを守ろう!」というわけですね。

自然界は厳しいので、生き抜くのは並大抵のことではありません。

無事にふるさとの川に戻ってくるサクラマスの数は、ある資料によると割合にして0.12%-0.40%という少ない数ですからね。

ですから戻ってくる確率を上げるためにも、将来性のあるヤマメは保護する必要があります。

 ※北海道のヤマメの禁漁期間について、詳しくは北海道のホームページをご覧ください。(遊漁に関するルールのPDFを開くとヤマメの禁漁期間について書いてあります。) 

フィッシングのルールとマナー (漁業管理課) | 水産林務部水産局漁業管理課

 

 

 

北海道の河川でのサクラマス釣りは禁止

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北海道ではサクラマスの保護のために、川でのサクラマス釣りを全期間禁止 しています。

もちろん、別の魚を狙っていてサクラマスが掛かってしまうことはあり得ることなのですが、その時には速やかにリリースすることが求められています。

ちなみに、北海道のホームページで北海道水産林務部水産局漁業管理課のページを見るとこのように書かれていました。

 

 サケ・マスを採捕しようという行為そのものが禁止されていますので、サケ・マスを狙って採捕 した場合は、リリースしても犯罪となります。
  また、「採捕を禁止された魚」がその水域で釣れる可能性が高い場合や明らかに「採捕を禁止された魚」を狙いとした仕掛けをしている場合は、実際に釣れていなくとも「支配下に置く行為」として、違法の扱いを受けることがあります。

出典:北海道のフィッシングルール | 水産林務部水産局漁業管理課

 

故意の場合はリリースしてもダメ。

また、サクラマスが釣れる可能性の高い場合や、仕掛けが明らかにサクラマス狙いとみなされた場合採取の行為とみなされることがあるようです。

 

故意なのかは大きなポイントですね!その判断が難しそうですが…。

 

北海道石狩川のサクラマス遡上の現状

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石狩川では本当に意外なところまでサクラマスは遡上しているようです。

こんなところに魚はいるの?っていうような、汚くて浅い川にもサクラマスの死骸があったりします。

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そして去年は、3匹ウグイの楽園にも来ていました。

石狩川は旭川での産卵も報告されているようなので、空知の石狩川水系の川はどこでも遡上の可能性があるということですね。

 

悲しいことにサクラマスのなきがらにはウグイたちが群がっていた…。

 

サクラマス保護のために釣り人に出来ること

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個体数の少ない魚なので特に保護が必要な魚です。

それで、多くの魚好きや釣り好きの人たちがサクラマスの保護を率先して行なっています。

遡上の妨げとなる堰堤を改善するよう求める活動や、サクラマスの人口産卵床つくりに取り組んでおられる方々もいらっしゃいますね。

福井県を流れるサクラマスの聖地 九頭竜川では、そのような活動が評価されたりしています。

 

www.fukuishimbun.co.jp

  

そこまで大きなことはできないとしても、私たちにできることは沢山あると思います。

釣り人ができることの中でもっとも基本的なことは、ルールを守る ということですね。

ヤマメの禁漁期間を守る。川でサクラマスは釣らない。サクラマスが釣れそうなことがわかっているなら釣りをしない。釣れてしまった場合はすぐにリリースするというようなことです。

そのほかにも川のゴミ拾いなども環境維持には大切ですね!

なんて言ったって、川に一番行く機会が多いのは私たち釣り人ですからね~。

そうした小さな積み重ねはきっと、サクラマスそして他の魚たちの居場所を作るものになっていきます。

そして結果としてその川は魚影の濃い川になって行き、釣りを楽しむ人たちにとっても良い結果を生み出していくはずです。

 

少しでもサクラマスが住みやすい環境が整うと良いね!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今日はサクラマスについてまとめてみました。

サクラマスの一生は考え深いものがありますね。生きる意味を再考させられます。決して川に残ったヤマメのようにはなりたくないですね~。(笑)

そして、サクラマスを保護し今後の資源を大切にしていくこについても、考えさせられるものがあります。

今後も、多くのサクラマスが北海道の川に戻って来るように願いたいです。

 

★他の魚の紹介:ウグイってどんな魚?? 

www.uguing.net