どうも、みぃ〜太郎です!
スミスのAR-Sってよく釣れるスピナーとして有名ですよね~。
AR-Sみたいな形のスピナーを インラインタイプ といい、昔から釣れる形のスピナーとして知られています。
外国ではパンサーマーチンがインラインタイプの有名どころでしょうかね~。
どのメーカーも多少の違いはあれど大体同じ形です。
そんな、完成の域に達しているインラインスピナー、実は…
簡単に自作することができるんです!
しかも、300円 で!
今日は、具体的な作り方をまとめていきたいと思います!
まずは、使う材料から紹介していきますよ~!
※自作スピナーの釣果に関しては、下の記事を参照してください~。
【釣れ過ぎ注意】自作インラインスピナーが低価格のくせに釣れる! - Uguing Life!
使う材料の紹介
スピナーは意外と沢山のパーツで出来ているので、必要な材料が少し多めです。
ここでは、簡単にスピナーの材料を調達できるようにAmazonと楽天へのリンクを貼ってありますので、是非ご活用ください。
1 ステンレス線(バネ材)
スピナーの シャフト になる部分です。
ポイントは、バネ材と言う部分です。
一見するとただの針金のようですが、実は針金とは少し違って、このバネ線は変形しにくいという特徴があります。
おすすめの太さは 0.5mmから0.8mm ぐらいでしょうかね~。
糸ヨレを軽減したい場合は、AR-Sや二アキスなんかにも採用されている、シャフトにスイベルが付いているものを使用するといいです。
私も試したことがないので、何とも言えませんが色々な方のサイトを見ると「NTパワーシャンク」という商品を使っているようです。
ただ難点があって、50本や100本という単位でしか購入できないらしいですね~。
気になった方はネットで「NTパワーシャンク」と検索してみてください!
※今後、使ってみる機会があれば詳しい情報をこの記事に追記したいと思います。
2 ブレード
ブレードは 市販の完成品を使うのがおすすめ です。
安価に作りたいなら、釣り具のギジェットで売っているブレードがいいと思います。
ただ人気があるみたいで、すぐに売り切れになってしまうのが難点です。
もっと安く済ませたい方は、真鍮板などからブレードを自作するという茨の道も存在しますよ。私はやりませんが…。
ちなみにウグイング用なら♯1のサイズがおススメです!
3 ウェイト
スピナーのボディになるパーツです。
ボディは、バレットシンカー、ガン玉、メタルビーズなど、おもりの役目を果たしてくれればなんでも良いです。
釣果を上げたいなら大きさの割に重量のある、タングステン製のシンカーがおすすめ です。
ウグイング用のスピナーを作りたいなら、1.5gから3gぐらいのシンカーがおススメです。
例えば、タングステンビーズでウグイング用の2gぐらいのスピナーを作りたいなら、下のリンクの3.5mm-4.5mmのビーズを2,3個と、2.5mmを1個をブレードの下に使用すると良いと思います。
※完成イメージ
4 スプリットリング
フックの取り付けにスプリットリングを使いたい場合には必要になります。
最近設計されたスピナーは、スプリットリングが標準装備の場合がほとんどなので、この記事ではスプリットリング仕様の作り方を説明していきます。
もし、スプリットリングが必要ないという方がいれば、下のアイを作る時に直接フックをシャフトに組み込んじゃってください!
5 フック
フックはそれぞれの狙う魚にあったものをご使用ください。
ちなみに…ウグイ狙いの私は オーナー針のSBL-35 ♯12 を使っています。
材料費の計算
さて、ここまでの材料費(送料込)を計算してみると、、、
ステンレスバネ線 810円÷22本(1本で約2個作れるため、倍の22本)=37円
ブレード 1,144円÷10枚=114円
ウエイト 1,160円÷60個=19円
スプリットリング 413円÷20個=21円
フック 284円÷13本=22円
合計 213円 で、1つのスピナーを作ることができる計算になります。
まぁ、この計算はこの記事に貼ってあるリンクの商品での計算ですので、値段の前後はあると思います。
ちなみに、もしシャフトにNTシャンクを使うとしたら、100本で約2800円(送料、手数料込み)ぐらいなので、28円ほど材料費がプラスになります。
その分ステンバネ線代がマイナスになるので、材料費は変わらず、、、と言ったところでしょうか。
使う工具の紹介
スピナーを作るには、工具がどうしても必要になってきます。
最悪ラジオペンチ一本でしのぐこともできますが、それなりに器用じゃないと厳しいものがあります。
今後もスピナーの制作を考えている方は、この機会に工具をそろえてみるのはいかがでしょうか~?
1 丸ペンチ
スピナーのシャフト部分を作るときに必要になります。
この専用プライヤーを使えば綺麗な円のアイを作ることができます。
アイは、ラジオペンチでもなんとか作れますが、綺麗に作るのは難しいです。
もしラジオペンチでやるなら、細かい作業なのでなるべく先端が細いものを選ぶと良いです。
2 ニッパー
バネ線を切るときにあると便利です。
あれば綺麗に仕上がりますが、最悪、ペンチなどについているものでも代用できます。
3 スプリットリングプライヤー
スプリットリングの取り付けの際に必要になります。
スプリットリングプライヤーには色々なものがありますが、小さなスプリットリングを扱う時におすすめなのは簡単な構造のピンセット型です。
インラインスピナーの作り方
さて、やっと本題に入っていきますよ~!
ここからは、インラインスピナーの基本的な作り方を説明していきます。
是非この作り方をマスターしたら、色々と応用してみてくださいね~。
まずは、先ほどまで説明してきたパーツたちを準備します。
初めにスピナーの軸になる部分を作っていきましょう!
1 アイを作る
一番最初にステンレス線を加工して、フックを付けるためにある 下のアイ(上の写真の黄色矢印の部分)を作っていきます。
▼まず、丸ペンチでステンレス線をつかみ…
▼グイッと線を曲げます。
▼そして、輪ができるように線をクロスさせます。
輪のサイズは自由ですが、市販のスピナーを参考にちょうどよさそうなサイズを決めてみてください。
▼上の写真のクロスさせた状態から、今度は真ん中の線に巻きつけていきます。
巻きつける回数は2,3回で大丈夫です。
多分、ここがスピナー作りで一番難しいところかもしれません。
コツは、一気に巻きつけること?だと思いますが、これは何度もチャレンジして慣れるほかありませんね…。
さあ、アイが完成しました!
私は、ラジオペンチでアイを作ったので形がいびつですが、丸ペンチを使用している方はキレイな丸になっていると思います。
ラジオペンチ使用の方は、ここで軽くアイの形を整えておいてください。
▼最後に、ニッパーで余分な線を切ります。
この時に、写真では何も対策していませんが、切られる側の線(短いほうのシャフト)を手で押さえておくと、切った瞬間に部屋のどこかに線が飛んでいくことを防ぐことができます。
2 パーツをシャフトに通す
さて、次に今加工した シャフトにパーツ類を取り付け ていきます。
通す順番ですが、決まりはありません!
ですが、ここではオーソドックスなパターンを書いておきます。
▼基本は下の写真のように、おもり ⇒ メタルビーズ ⇒ ブレード といった感じですね。
まぁ、決まりはないので、色々と試してみることをおすすめします。
組み立ては簡単。順番にパーツたちをエイっ…とやって完成です!!
簡単ですね!
まぁ、ここで間違うとしたら、ブレードの向き ぐらいでしょうかね…。
でも、きっとスピナーを自作 しようと考える方々は市販品を使ったことのある人達ばかりだと思うので、大丈夫でしょう!多分…。
3 上のアイを作る
全てのパーツを通したら、ラインを結ぶためのアイ(上の写真の黄色矢印の部分)を作っていきます。
アイの作り方は、最初に作った下のアイとまったく同じです。
ただ、アイとブレードまでの長さを自由に決めれてしまうので、そこが悩みどころかもしれません。
私も、目見当で作っているので詳しいことは言えませんが、パンサーマーチンの場合ボディ側のシャフトの長さー2mmぐらいの長さ で作られていました。
まぁ…これも色々試してくださいとしか言えないんですが、参考までにどうぞ。
▼アイを作る場所を決めたら、、、
▼グイッとして、、、
▼グルグルっ!として、、、
▼ニッパーでぱっつん!とすれば完了です。
4 スプリットリングとフックの取り付け
さあ、最後の工程に入りました!
スピナーに スプリットリングとアイを取り付け ていきます。
スプリットリング専用の工具を使ってスプリットリングを取り付けます。
※スプリットリングの扱い方がわからないという方は、下の記事を参考にして取り付けて見てください。
ということで。完成です!!!
まとめ
今日は、自作でインラインブレードスピナーを作る方法をまとめてみました。
慣れてくれば5分ぐらいで完成させられるようになると思うので、大量生産してストックしておくこともできると思います。
それに、安く作れるクセによく釣れますからね。
是非、初めて行った場所でのパイロットルアーなんかに使ってみてくださいね!
それでは、今日はこの辺で!(^^)/
自作インラインスピナーの気になる釣果はこちらをご覧下さい!
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